プロフィール
管理栄養士。アジアをはじめとしてヨーロッパ、中南米など世界各地の料理研究、栄養を考慮してのローカロリーレシピなど、健康面を意識してのレシピ作りを得意とする。「発芽玄米ダイエットレシピ」(生活情報センター)、「免疫力を高める食材&レシピ」(新星出版社)、「美人を作る韓国食」(地球丸)などのレシピ・料理製作多数。雑誌でも活躍中
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体を温め、発汗を促す 『しょうが』
ジンゲロンが風邪の初期に効果を発揮する!
しょうがは、魚や肉のにおい消しとして、また風味づけや毒消しとして、昔から料理に用いられています。漢方では生姜といい、ほとんどの処方に使われているほど、万能の効果をもっています。
こうした働きのもとは、辛みの成分であるジンゲロンとショウガオールです。これらには、魚や肉の臭みの成分と結合してにおいを消す作用があり、発汗作用や胃液の分泌をよくして消化吸収を促す働きもあります。特にジンゲロンには強い殺菌力があるので、生魚などによる食中毒を予防するのに効果的。血液の循環をよくし、内臓全体の働きを活発にする作用ももっているといわれます。
独特な香りは、シネオール、ジンギロール、ジンギベレンなどの精油成分によるものです。これらは消炎、発汗、去たん、保温などの作用も持つことで知られていますが、唾液の分泌をよくし、食欲を増進させる働きもあるので、のどが痛む、たんが出る、食欲がなくなる、寒けがする、といった風邪の初期にはもってこい。冷え性や神経痛にも効果をあらわします。
おいしい食べ方
有効成分を含んでいますが、しょうがそのものの栄養価は低いので、料理のわき役として利用するのがいいでしょう。細く切った針しょうがは酢のものや煮ものの天盛りに、おろしたしょうがは天ぷらやかつおの刺し身の薬味に。炒めて香りを出し、中華料理や魚料理にも使います。また、抗酸化作用もあるので、クッキーなどの菓子に加えれば、油の酸化防止にも役立ちます。旬には多めに買って自家製のガリをつくっておくと、品質も落とさず、しかも、その際できる甘酢は調味料としても使えて大変便利です。
風邪のひきはじめには、市販のジンジャーパウダーを紅茶に一振りして飲むと、口当たりもよく体も温まります。また、芽に当たる新しょうがはやわらかいので、生のままみそをつけるなどして食べましょう。
選び方と保存法
旬は7?9月ごろ。鮮やかな黄金色で、全体にふっくらしてシワのないものを選び、表面にくぼみや傷があるものは避けます。茎や葉をつけたままの新しょうがは4?8月ごろが旬で、やはり傷がなく、しなびていないものが新鮮。茎根に近い部分が赤いものが特によいといわれます。
冷蔵庫では品質が変わりやすいので、長期保存の場合はラップやビニール袋に包んで冷凍保存しましょう。
なお、市販されているジンジャーパウダーやジンジャーソルトは保存が簡単で手間がかからないので、常備しておくと重宝します。
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