美しいダイエット
●美しくなりたかったら、おおまかなダイエットを
 
私はダイエットをしている若い女性にはいつも「ダイエットをするならおおまかになりなさい」とアドバイスしているのですが、これにはちょっと説明がいります。 人の顔相を見ていると、ストレスのたまっている人は顔つきがゆがんでいます。また、悩みを抱えている人は皮膚が荒れています。女性の場合など肌の汚い人を見ると、ああ、この人は今何か悩みを抱えているんだな、ということが一目瞭然です。悩みがあるとよく胃の粘膜が荒れるといいますが、胃の粘膜も皮膚も通じるところがありますから、顔の皮膚も荒れてくるのです。 ですから、ストレスや悩みをため込めばため込むほど表情がゆがみ、肌が汚くなって美人からは遠ざかるというわけです。それを考えると、心底きれいになるには、いかにしたらクヨクヨ悩まなくてすむかということを考え、それを実践するのが一番いいのです。といっても、今の世の中でそんなことができればの話ですが……。
そう考えると、ダイエット一つをとっても、これを食べてはいけないとか、あれを食べたら太るなどといちいち気にするのは、これはもう立派な悩みの種を作っていることになります。だから大ざっぱになりなさいというのです。 とはいっても、決していいかげんにやっていいということではありません。ダイエットにもいろいろな方法がありますが、細かくカロリー計算をするダイエット法より、和田式のようにおなかいっぱい食べて、食べる喜びに浸り切れる方法のほうがずっとストレスがたまらず、顔つきがきれいになると思うのです。 食べる上で最もいけないのは、好きなものを半分だけ食べてあとを残すというやり方です。これは食べ残したものへの執着が残りますから、あとで必ず何らかの形で反動となって出てきます。もちろん、思いを残しながらあきらめるわけですから、顔つきだってスッキリするわけがありません。これは少ししか食べてはいけないと思うものなら、もう最初から食べないこと、オール・オア・ナッシングが一番です。
日時: 2007年03月13日 13:13