この食べかたでもっときれいになる
私の簡単美容食
クレオパトラは美しくなるために真珠を酢で溶かして毎日飲んでいた、という話が現代に伝わっています。そのころの真珠といえば、インド洋でとれる天然の大粒のもの。それを自分の美のために惜し気もなく飲んでいたというのですから、たいへんな美容食であることは間違いありません。 さて、真珠を酢で溶かして飲む科学的な効用を考えてみると、まったく根拠がないわけではありません。 これはいってみれば、日本に伝わる酢たまごのようなものです。酢たまごも真珠の酢漬けも同じく、イオン化したカルシウムを吸収するのに有効な方法です。 甘いものを食べすぎたり、睡眠不足だったり、また肉食美食をしすぎる人は、血中のイオン化カルシウムが不足し、そのためにイライラして眠りにくくなり、睡眠不足で肌あれしたりと、いろいろな弊害があります。したがって、吸収のよいイオン化カルシウムを飲むことは、確かに健康上の理由があるわけです。 そこで、私自身が美容のために気をつけていることは何かといわれると、はたと困ってしまいますが、腸内細菌であるビフィズス菌を増やし、絶対便秘にならない食べかた、もしくは食べものをいちばん重要視して、それを心がけているということかもしれません。
●私の毎朝飲んでいるとっておきの飲みものをひとつご紹介
ビフィズス菌の粉末を用意し(「ビフィズス三十億」等、薬局でビフィズス菌が売られている)、プラス赤ちやん用粉ミルク(この中には他の粉ミルクより乳糖が多く、この乳糖はビフィズス菌のえさになるばかりか、腸の中で消化されにくいので緩下剤のはたらきをして、便秘を防いでくれる)を用意します。 この粉ミルクは完全栄養食の中でもいちばんの完全栄養食で、ビタミンやミラネルを豊富に含み、ふだん外食の多い人でも栄養のバランスをとれるという効果もあります。 そして最後に、バナナを三人分で三本、粉ミルクは大さじ山もり九杯、ビフィズス菌三袋、水一・五カップをミキサーに入れて混ぜあわせます。これを毎朝、食事の代わりに飲むことにしています。私は一日二食を実行していて、朝はこのジュースだけですが、腹もちがよくて、お昼までこれだけで充分です。 腹もちがよいのは、バナナなどからの繊維が多いため、そして、高たんぱく食だからです。それでいて、二〇〇CCくらい飲んでも一五〇キロカロリーにしかなりません。そのおかげで私は、昼食と夕食は普通の人よりもかなりゆったりと美食に舌つづみをうっても、やせもしない、ふとりもしない、便秘もしないという状態を、いつも維持しているわけです。
日時: 2007年03月06日 14:46