やっぱりビタミンC
●日焼けあとには、やはりビタミンC
アメリカ人ばかりでなく、白人の女性はたいていが二十歳すぎると肌が汚くなります。中年ともなると、顔や背中、手の甲にまで醜いシミがいっぱい浮き出てきている人をよく見かけます。 シミの原因は、食べ物によるところが大きいことは前の項で述べました。 ここでは肌にとってのもう一つの敵、日焼けについて述べてみたいと思います。
白人は太陽を浴びて肌を焼くことが好きです。欧米ではリゾートで肌を焼けるということはステータスシンボルと思われていますから、彼女たちはバカンスともなるとみんな競って肌を焼くのです。こうやって少々無茶な焼き方をしても、十七〜八歳ころまでは体内に蓄積されているSOD酵素がありますから、それが作用して、焼いてもすぐシミにはなりにくいのです。 ところが、二十歳をすぎるころから体内にあるSOD酵素の量が急に減り、おまけにこのころから自然に作られる量も減ってきますから、それらの条件が重なりあって、焼いたあとの肌がもとに戻らなくなるのでしょう。
でも私は日本人だからと安心しないでください。これは何も白人だけのことではないのです。私たち日本人にも当てはまることです。最近の若い人たちは加工食品や外食、ファースト・フードを多く食べるようになっていますが、これらは油が多い「酸化食」です。 それだけでもシミを作りやすいのに、その上、若い女の子たちは気軽に海外へ出かけていって、海で泳いだりテニスをしたりスキーをしたりして積極的に肌を焼くようになっています。それはけっこうなことですが、ただ無防備に肌を焼いたのではそのツケが、年をとってからちゃんと帰ってくるということをよく覚えておくべきです。
私自身の例でいうと、子供が三人いるため、夏休みは長期間の休暇をとって、それこそ朝から晩まで彼らといっしょに過ごすことにしています。一カ月間ハワイに滞在したり、湘南の海の家を借りてそこで過ごしたり、プールに出かけたり、山登りをしたりと、どうしても外に出て肌を焼くことが多くなりますが、毎年そんなことをやっているせいか、気がついたらいつのまにかシミが消えなくなっていました。 そんな体験から、外で肌を焼くことの多い人は普段は絶対ビタミン剤など飲まないようにおすすめしますが、六月ごろからビタミンEとビタミンCの錠剤を三カ月以上飲むことをおすすめします。肌を焼いても、こうしてビタミン剤を飲んでいればそのあいだは日焼けがシミとなって固まるのを防いでくれます。
それとともに、夏場はSOD酵素をとるためにも野菜ジュースをたくさん飲むのがいいでしょう。いちいちジューサーで作るのが面倒なら、市販のかん入りのジュースを買って飲んでもかまいません。また、麦緑素の粉はSOD酵素のかたまりですから、これを買ってきて牛乳や水で溶かして飲むのもいいでしょう。とにかくシミを作りたくなかったら若いうちから手を打っておくことです。ある程度の年になってから気づいて後悔しても、もうあとの祭りです。
日時: 2007年03月13日 13:23